だいがくせい

愛知産業大学 通信教育部 建築学科

景観論

第1課題 あなたが住んでいるまち並みの景観について調査し、「変わってほしいところ」と「変わってほしくないところ」を写真に撮って、それらについてレポートしなさい。

調査した地区、場所の地図と写真等を入れ、簡潔にまとめること。

 

第2課題 第1課題で取り上げた「変わってほしくないところ」とはどのように保全されてきたのだろうか、景観の保全や維持について、行政の施策や市民の取り組みについて言及しなさい。また、「変わってほしいところ」はどのように整備すればよいか。その方法と、それによってどのような景観になるか、写真やスケッチ、図表を使ってビジュアルに表現しなさい。

 

 

わたしは自分が住んでいる市について調査し、レポートにまとめました。取り上げた景観について、市民と行政が協働して街づくり・景観づくりを行っている地区を「変わってほしくないところ」、行政のみが整備した景観(公園)を「変わってほしいところ」としてそれぞれ取り上げました。

変わってほしいところを選んだ理由としては、公園自体はとてもきれいであるものの、広すぎる敷地で利用目的の区分がされていないとどうしてもスカスカとした印象になり、うまく活用されていない様が寂しくみえてしまうということを挙げました。

変わってほしくないところを選んだ理由には、行政側だけでなく住民も同じような熱量で街の活性化に関わっていること、古き良い景観を守るための法整備や、それを集客につなげるためのイベント開催がされていること、景観も含めその地区が持つ雰囲気が好ましく思えることを述べました。

 

第2課題では、設題に述べられているように市民や行政が行ったことを述べています。市民が街づくりに関わっていると大体公式サイトなどがつくられますし、行政の活動は市のサイトに議事録が掲載されます。それらを読んでまとめれば完成すると思います。

変わってほしいところの提案として、わたしは公園の利用区分がしっかりとなされていないために、異なる利用目的者同士が遠慮しあって敬遠してしまう問題を第1課題で述べていたので、利用区分を分けている実際の公園の例を挙げて、このようにしたらどうか?という形で出しました。スケッチを描くほど絵心はないので、改善した結果としては例にあげた公園の利用されている写真を載せました。

 

景観的に有名な場所はいくつかありますが、変わってほしいと思えるような場所はやはり思い入れがないと思い浮かばないので、自分の地元や普段通っている場所などを選ぶと書きやすそうです。

  

環境造形基礎A

スクーリングでデッサン基礎をとっていると、先生が同じなのでコツがつかみやすいかもしれません。ただとにかく、先生がとっても厳しい方(丁寧な方)なのでだいぶ一生懸命取り組まないといけないような気がします。

 

課題の1~3はデッサンに取り組む前の練習というような形で、線を書いたり、明暗(濃淡)を分けたり、ものの配置をつかむような課題が出されます。4では課題となるモチーフ写真、5は自分で用意した牛乳パック、6では3つのモチーフを組み合わせたものをデッサンする実践的なものとなっていきます。課題番号が増えるにしたがって、制作にかかる時間も増えていった印象です。

先生のチェックポイントの傾向として「明暗がきちんと表現されているか」「線が平行にひけているか」「観察した形状が適切であるか」の3点があります。e-learningにこれまでの課題作品の事例が紹介されており、そこで実際に採点を受けている作品がいくつか確認できますが、それをみてもこのチェックポイントに従って採点されていることが伺えます。

 

デッサンがうまくできない、という方も多いと思います。そういう方こそ「明暗(濃淡」をきちんと表現することが、合格への近道だと思います。濃淡がきちんと塗分けられているとそれだけで上手に見えます!ほんとに!

 

濃淡をかき分けるコツとして、課題の2-1を例にとると、画面向かって右側から光が差し込むとして、右面→上面→左面の順に濃淡が生まれます。この3面を部分ごとにそれぞれ納得のいく濃淡まで塗っていくと、書きたいモチーフが3面のみで終結する場合は問題ありませんが、同じ光量を受ける別の面の濃淡がズレやすい問題がでてきます。これは紹介されている事例や、課題に関する質問に対する先生の受け答えでも指摘されています。

ですので、

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(分かりづらくてすみません~涙)

1回目:すべての面を塗る(黄色)

2回目:上面、左面を塗る(青色)

3回目:左面を塗る(赤色)

といったように、まとめてすべて書き込んでいくようにすると、1度だけ塗られた面と3度塗られた面は、塗り込む力を変えなくても勝手に濃淡がついていきますし、同じ光量を受ける別の面(黄色だけの面、黄色+青の面、黄色+青+赤の面)の濃度も揃いますので、比較的楽な表現方法かなと思っています。これは課題が進むにしたがって、「明・中・暗」の3パターンの濃淡だけでは表現しきれなくなった場合でも有効です。

もちろん3回だけの書き込みでは圧倒的に足りないので、2回目、3回目の繰り返しになります。一番明度のたかい面は、1,2度塗れば十分かと思います。

 

 

課題2-2も同じようにして、塗り込む回数を上にいくにしたがって増やしていけば上下の濃淡はつきますが、左右にも濃淡が必要になってきます。一番上と一番下は判断しやすいとして、真ん中の塗り込み終わりをいつにするか迷われるかもしれません。

そんなときは

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このように、一番初めに取り組むであろう3Hを基準として、右斜めで同じような濃さになるようにするときれいなグラデーションをつくりやすいですよ。

 

課題5,6ではモチーフを自分で用意して、それをデッサンしていく課題です。

500mlの牛乳パックは、最近ボトル式になっていることが多く探すのがちょっと大変でした。(曲線や円のデッサンは左右対称であるかどうかの採点が厳しいです)また、家にあったからと封の空いたものを使うと、線が歪んでしまうため難易度が上がってしまうと思います。できれば、未開封のものがベストです。

モチーフを机の上などにおいて写真をとり、課題のサイズに「白黒」で印刷をします。白黒で印刷をすると、明暗が分かりやすく表示されるので「どの面とどの面が同じ濃度なのか」を確認し、見本に書き込んでおくとデッサンの際に助けられます。

あとは、外枠をうす~く下書きして、塗り込んでいく、という手順です。モチーフデッサンでは面の濃淡が複雑になったり、1つの面の中でも影などで複数の濃淡が生まれていいきます。なので、より明確な塗分けが必要となってきますし、「ここ濃すぎる!」となったときの訂正は、薄い→濃いよりも大変です。そうならないためにも、薄い→濃いの順に全体的に書き進めていくことをおススメします。そして、課題2-2の表くらい大きな幅のついた濃淡となるよう、濃いところは画用紙ツルツルになるくらい書き込むと上手に見えます!

 

CAD1

スクーリング授業の1つです。通常は対面授業ですが、わたしが受けたときは緊急事態宣言中でしたのでオンライン形式でした。

 

オンライン授業となって、やばい、と思ったのは、持っているパソコンのスペック大丈夫か??ということでした。対面であればパソコンを貸し出ししていただけるはずだったので、自分の持っているパソコンでサクサク動かせるのかすこし不安になりました。今はスクーリング授業は対面に戻っていますが、今後のことはわからないですもんね、、。

 

オンライン授業はZOOMにて行われますので、アナウンスが入りますが、授業をうけるZOOM用のモニターとCADを操作するモニターと2つ用意して受講することが望ましいです。1つのモニターで2画面操作だと、タブが簡略化されていまい、先生が説明している機能のボタンがどこにあるのか探さなければならなかったり、図面の移動も多くなるのでとってもやりづらいと思います。

わたしは、タブレットでZOOMを受講し、持っているパソコンでCADを操作しました。この形だと、分からないことが起きたときZOOMで画面の共有ができなくなるので、タブレット、パソコン両方からZOOMにログインすると質問しやすくなると思います。

 

授業の内容としては、ル・コルビュジェユニテ・ダビタシオンという集合住宅の1室をコミュニティカフェとして設計しなおすものです。

3日間の受講日のうち、1日と半分はCADの操作説明で終わります。2日目から課題の趣旨が説明され取り組んでいきますが、CADの説明がかなりゆっくり初学者に合わせたペースだったのに対して、課題作成から提出までの時間が結構短くて、タイムスケジュールこれで合ってるんか?という気持ちになります。3日目の後半から発表・講評です。

オンラインだったので自分のペースで、また授業が終わったあといくらでも作業ができるのは、利点だったかもしれません。

 

それから先生がとっても優しい方でした。ほんっとに優しくて良い先生でした。初学者から実際に仕事でCADを使われている方まで幅広い層が授業に参加されています。もちろん私もまったく触れたことのない初学者で、そもそも設計するとは?何から始めれば?のレベルでなんとか見様見真似で完成させましたが、講評はボロクソだったわけではなく、良いところを見つけて褒めてくださいました。

それぞれのレベルに合わせて、良いところ、改善できるところを述べてもらえるので、自分に向けられた講評の内容が分かりやすかったです。

 

受けてよかった~楽しかった~と思えるスクーリングでした。

 

建築構造学Ⅰ 終末試験

 

終末試験については、e-learningに詳しくポイントが書いてありますのでその通りに回答を準備して臨みました。わたしが受験したときに選ばれた2問はラッキー問題のようなものだったので、神様に感謝しつつ気楽に受けて合格をいただけました。とはいえ、これ選ばれてたら終わってたなと思う設問が3問ほどあるくらい、なにをどう調べればいいんだ??と思うものが多いですよね、、、。

 

とにかく図を書くことが求められますが、レポート課題とちがい終末試験は手書きの図のみを受け付けていますので、その図を準備するのが大変すぎました。何度も思うんですけど、皆さん手書きの図ってどうやって用意してるんでしょうか、、、。

手書きの図を添付したうえで、解答を載せているとよくわからなくなるなと思ったので、レポート提出のようにワード上に作成した図と文章を載せてそれを提出しました。解答欄には何も書いていません。それでも採点していただけたので、用意した解答をコピーするのも面倒くさいなと感じる方はそういう手もあります。

 

建築構造学Ⅰ

建築構造学は、レポートで求められていることが比較的具体的なので、本やネットで情報が見つかりさえすれば巷で言われているほど難しくないと思います。そして見つかった情報は余すところなく載せておくと良さそうです。

 

第1課題 「木造在来構法」、「木造伝統構法」、「木造枠組壁構法」の3種類の木造造方式を研究し、以下に挙げる項目について、3方式それぞれを比較検討しなさい。一覧用にして説明してもよい。また最後に学習しての所感を述べなさい。

 

第2課題 「鉄骨構造」について、次の各項目について「鉄筋コンクリート構造」と対比して、要点をまとめなさい。また最後に、学習しての所感を述べなさい。

 

教科書として指定されている本を買うのを忘れていたので、終末試験含めてすべて図書館で借りた本を参考にしました。以下にレポート作成で使用した参考文献を述べます。

 

<第1課題>

・「新版木造住宅構法」坂本功編著,片岡泰子・松留愼一郎著,市ヶ谷出版社

・「世界で一番やさしい2×4住宅」大浦修二・梶山英幸・片岡保・菊池時夫・斎藤英富美・志水隆之・鈴木友則・鈴木雄司・舘野正明・服部哲・村田義明・山口明宏著,株式会社エクスナレッジ

・「世界で一番やさしい建築構法」大野隆司著,瀬川康秀図版監修,株式会社エクスナレッジ

・「世界で一番やさしい木構造山辺豊彦著,株式会社エクスナレッジ

・「最新建築構造入門」青木博文監修,実教出版

・「イラストでわかる建築構造」伊波一哉・佐藤実著,株式会社ナツメ社

 

<第2課題>

・「世界で一番やさしい建築構法」,大野隆司著,株式会社エクスナレッジ

・「世界で一番やさしいRS・S造 設計編」,佐藤秀・SH建築事務所著,株式会社エクスナレッジ

・「最新建築構造入門」,青木博文監修,実教出版

・「耐震建築をつくる RS造の要素技術」,酒見壮次郎著,技報堂出版

 

世界で一番やさしい~シリースは図が多く、その名の通り分かりやすさがバツグンなので、どの教科においても図挿入などでお世話になっています。この本のうち、最新建築構造入門、新版木造住宅構法は細かく書いてあったのでかなり参考になりました。もしお近くの図書館にあれば使ってみると良いと思います。

 

レポートの講評を読むと、かなりしっかり読んでいただいてるなという印象で誤字や資料の読み違いなどはしっかりと訂正されます。しかし先生としては、シラバスにある「レポート課題のポイント」に沿っているかどうかが合格判定となっているようですので

・表組、箇条書きを採用する(文章を作らない)

・図を挿入する

・所感を書く

これが守られ、かつ調査内容に不備がなければ合格がいただけるようです。

 

わたしは本に載っている関連のありそうなものを羅列したようなレポートで、第1課題、第2課題共に6000字ほどの内容になり、良い評価をいただけました。もし皆さんが「これは何を書くんだ???」と思われているものがあれば、お答えしますのでコメントいただけると幸いです。

  

建築材料学 終末試験

教科書があれば解けると思います。あとは構造学の教科書があると、高力ボルト接合の設題は助かりそうです。

 

第1設題 構造材料としてのコンクリートの欠点を挙げ、その対策を説明せよ。

コンクリートはひび割れが発生しやすいのが一番に挙げられます。コンクリートにもさまざまな種類があるので、それらについての欠点に対する策を述べました。

 

第2設題 良い品質のコンクリートを製造するうえで重要と考えられる事項について説明せよ。

ひび割れが生じやすい等の欠点があるコンクリートにおいて、良い品質とは耐久性があることとなります。耐久性の向上を図るために、どうすることが望ましいのかを述べました。

 

第3設題 構造用コンクリート製品の種類を挙げ、それぞれの特徴について説明せよ。

とりあえず書いとけ精神で、めちゃくちゃたくさん書いたんですけどそこまで書くべきなのかはわかりません。教科書に載っている構造用コンクリートすべて書きました。

 

第4設題 木材の次の性質について説明せよ。(木材の特徴・熱的性質・乾燥と変形、収縮・強度と比重、含水量・長所、短所、特性)

レポート課題において木材について書かれた専門の図書があると、これらのことは大体書いてあります。求められていることが多いので、やはりこれも文字数がとられます。わたしは繋げて書くことができなかったので、レポートのように書きました。

 

第5設題 木質材料の種類を列挙し、それぞれについて説明せよ。

教科書にのっているまま書きました。多いですよね、全部!

 

第6設題 高力ボルト接合の原理を説明せよ。

材料学のレポートを書いているときはまったく理解できなかったのですが、構造学に取り組んだときにこれは使える!と思って準備できた設題です。構造学について易しく取り上げてある本や、インターネットを参考にするとよいと思います。

 

第7設題 鋼材の座屈とはどのような現象か、これを防ぐにはどうすればよいか。

これも構造学の鉄骨造や鉄筋コンクリート構造についてのことを調べていると、詳しく書いてあるものがあります。

 

第8設題 プラスティックの長所と短所を説明せよ

この辺りは教科書に書いてあることなので、準備しませんでした。

 

第9設題 次に挙げるガラスの使用箇所で、下記に示す要求項目を満足させる板ガラスの名称を示せ。

一問一答のような解答方法ですね。教科書に書いてありますが、同じような要求性能が書いてあることがあるので、よく読んで確認したほうがよさそうです。

 

第10設題 一般的事務所ビルの事務所の天井、壁、床材として要求される性能を各3つ挙げ、最も一般的に使用される材料名をおのおの1つ挙げよ。

これも1時間あれば解けるだろうとおもって用意していませんでした。

建築材料学

自宅または知人の住宅の屋根、外装、及び各室の床、巾木、壁、天井、窓などに要求される性能、及び実際に使用されている材料を調査し、名称とその特徴を記せ。

 

祖母の家を3年ほど前に建て替えており、その際の図面や概要についての資料が残っていたのでそれをそのまま使いました。レポートを手書きで書かれる方がどれくらいいらっしゃるのか分からないのですが、たぶん手書きだと相当キツイ量になると思います。わたしは7000字ほど書いて良い評価がもらえたので、最低でも5000字ほどの内容量じゃないとダメなのかなと思っています。

教科書だけではやはり網羅はできないので、図書館で本を借りました。持っていた資料の中に課題で要求されている表も載っていたので、そのまま写し、材料についてもそのままのものを調べました。木造建築であれば、建築材料についての本と、木造建築そのものについての本を探すと、たとえば「断熱材」などについての説明も載っているので役立つとおもいます。

そもそも自力で調べるとなると実際の材料を知るのはかなり大変になりそうな気がしますが、その場合は「一般的にはどうするのか」を調べればよいと書いてありますね。代表的に使われる材料についても図書やネットには記載されていることが多いので、その旨と、材料の特徴について述べていけば合格できると思います。

いろんな材料が使われていることもあって、終わりが見えないよ~となりがちですが、逆にこちらが考える必要のないレポートなので、難易度はそう高くないと思います。