だいがくせい

愛知産業大学 通信教育部 建築学科

建築設計Ⅰ-a

この授業を受講する前に、建築基礎製図と建築造形Aを受講することを勧められていますが、個人的にもその方が良いと思います。特にコロナ禍の中でオンライン授業になる可能性を考えると、模型の作り方や製図のルールなどは事前にわかっておいた方が気が楽ですし、え!?そういう感じ!?みたいな嫌な汗かくことも無さそうです。

 

結構要望盛り沢山の老夫婦のための住宅を設計する授業です。建ぺい率などの細かい指示もありますが、よほどのことが無い限りオーバーすることはないとおもうので、その辺は考えずに好きなようにデザインするのが良いと思います。

授業内の作成物として、図面(平面図、立面図、断面図)と模型が求められます。平屋であれば平面は1つですが、2階、3階建てとなると階数分の図面が必要になりますのでその辺も考慮しつつ、ただ平屋だとどうしてもスペース的に夫婦の要望がすべて叶えられないことがあるので工夫をしなければいけないと思います。

 

授業の進み方的には、外観を決めてから、内観(部屋割り)などを決める流れになっています。外観(スタディ模型)に関しては先生からのアドバイスが入りますが、内観は見てもらう機会がないと思うので、必然的に授業の比率もスタディ模型が占める割合が多くなります。実際に時間がかかるのは図面のほうなので、模型を作るのと平行して頭のなかである程度の部屋割りを決めておくのが良いと思います。わたしはオンライン授業だったので、持ち帰る必要もなく作業ができましたが、これが通常の対面授業となるとちょっと大変だったろうなあと感じます。

 

わたしが今までに受けたスクーリングの授業のなかで、これが一番実務に近い内容だったので取り組んでいてとても楽しかったです。ただ時間が足りないのは事実なので、事前に様々な建築家の設計した住宅や、自分の好む住宅の住まい方はどんなものなのかなど、イメージしておくと取り組みやすいかもしれませんね。