だいがくせい

愛知産業大学 通信教育部 建築学科

建築造形A

制作のあるスクーリング授業は、オンラインだと要領が分からずに大変かなと思います。建築設計Ⅰ-aを受講する予定の方は、先にこの建築造形と環境基礎製図の授業をとることが勧められています。

 

授業の課題として、犬小屋、バス停、モニュメント、の3つの制作物が求められます。それぞれのものに対して、どのような場所で、どのような人たちのために、どのような使い方をされるのか、を考えながら制作をしていきます。1日目ではスタディ模型として、作品作りに入る前の下書きやアイデア出しのような形で、それぞれの作品×10の制作が求められます。え~全部で30個~!?となりますが、紙を丸めただけ、箱をつくり繋げただけ、折ってみただけ、このようなレベルでもカウントはできるので、とにかくいろんな形を作ってみることが大切です。

 

スタディ模型である程度の方向性が定まると、提出用の模型をつくっていくことになります。バス停やモニュメントは街中などに配置されるイメージをもつ人が多いので、周りの装飾(植栽や道路など)も作り込んでいくと、たとえ作品の模型の完成度が納得いかないものであっても、雰囲気込みで良い作品に見せられることができます!わたしは、手芸屋さんなどでカスミソウの飾りを買い、それを植栽としてだいぶ植えました。

 

建築造形や建築設計などの授業は、担当してくださる先生の当たりはずれ(と言っていいのかわかりませんが、難易度のような感じ)が大きいと思います。わたしは対面授業が受けられて、3人いらっしゃる先生の中でたぶんいちばん優しい先生に作品の指導や講評を担当してもらえたので、メンタルがずっと安定していましたけど、一緒に受けた友人はとっっても厳しい先生にあたって2日目の午後でもまたスタディ模型を作っていたので、こればかりは運です…。

 

とはいえ、講師の先生方は現役の建築士の方なので、お仕事の話を聞くのはおもしろいし、講評も好き嫌いに偏ったものが多かったイメージ(ほかの先生の指摘で付け加えた部分を、もう一人の先生に無駄だと言われるなど)なので、あまり気にしすぎず、自分の好きなものをつくっていくのがベストです。

 

またこれらの作品については、あまり構造的なものは考えなくて良いと言われます。それなのに先生の気分次第で「これ雨入るよね~」とか「自立できないと思うな~」とか言われちゃうことありますけど、いや自由に作れって言ったじゃん~~の精神大事に持ちましょうね。