だいがくせい

愛知産業大学 通信教育部 建築学科

建築史 終末課題

終末試験は1時間の持ち時間があるので、公開されている10問のなかで第6~7設題までを用意して、あとはキーワードや教科書の参考箇所だけメモして臨んでいます。最初は5つほど用意すれば十分かなと思っていたのですが、いつかの試験で2問とも準備していなかった設問が出てしまったのでさすがに焦り準備を増やしました。すべて用意しとけばいい話なのですがなかなか面倒くさく、、、。建築構造学など教科書だけでは解けないもの以外はそんな感じです。

 

今回は建築史の終末課題について書いていきたいと思います。建築史の設題は、設題自体が具体的ですし、eラーニングに記載されているポイントも読むとだいぶ準備しやすいのではないかと思います。例によって、これも第7設題までしか用意していません。終末試験はすべての解答をチェックされるわけでもなく、また試験後のフィードバックも頂けないので、まあ合格する程度には大丈夫だったんだろう、くらいの認識です。あくまで参考までに。

 

建築史の終末試験は教科書を参照すればすべて解けます。大体1問につき1000文字程度で作っています。

 

第1設問 日本の神殿形式を3つあげ、各々の特色を説明し古代住居形式との関係について述べよ。

 日本の神殿形式は、住吉造、大社造、神明造、の3つが挙げられます。これらの構造的特徴などを述べて、古代住居形式である竪穴形式、高床形式との関係を述べました。

 

第2設問 日本古代、中世の3種類の沸寺建築様式をあげ、その1つを選びその特色を述べよ。

 沸寺建築様式には、和様、天竺様、唐様、の3種類が挙げられます。わたしは天竺様を選び、主に用いられた東大寺を具体例として入れつつ説明しました。

 

第3設問 日本中世、近世で展開する3つの住宅様式をあげ、その1つを選び建築様式と生活様式との関連で説明せよ。

 レポート課題の第1課題と被っています。寝殿造、書院造、数寄屋造、の3つの住宅様式から1つを選び説明します。

 

第4設題 西洋古代ギリシャの公共建築の基本となったバシリカの特色を述べ、その後の変遷について述べよ。

 レポートの第2課題で、アンドレア・パッラーディオを選んでいると予備知識があってほんの少し取り掛かりやすくなるかもしれません。バシリカの使用用途や構造形式の変遷は教科書数ページを飛ばして何か所にわたって記載されているので、索引を使ってページを追っていくと見つけるのが楽です。

 

第5設題 西洋中世、ビザンチン、ロマネスク、ゴチック建築様式の一つを選び、その構造形式、装飾について図示説明せよ。

 わたしはCADが使えなく、終末試験に限っては手書き等自分で作成した図表しか使えませんので全部手書きで用意しています。これが本当につらい、、。皆さんどうしているのでしょう? ゴシック建築様式が構造形式について詳しく書いてあったのでそれを選択しました。

 

第6設題 西洋近世、ルネッサンス建築様式の基本の理論とはなにか、実例をあげ説明せよ。

 レポートの第2課題と被っています。

 

第7設題 西洋近世、近代建築様式の展開する中で装飾を主題とする様式と非装飾を主題とする様式があるが、その相反する建築思想とは何かを述べよ。

 建築様式が展開した歴史的背景や、それに伴う「美」というものについての考え方について述べました。展開されている建築様式にはいくつかありますが、どれかと近代建築を比べるとよさそうです。

 

 

レポートや準備した終末試験は全部残してありますが、第7設題まで用意して、そこから加筆されてないので、準備物だけで終了したラッキーな試験だったようです。正直単位取得時には解答や解説を送ってほしいと思うのですが、設題や課題は何年も変わっていないようなので難しそうですね。